私「あのさ…」
彼「んー?」
私「私、亮輔が好きだよ」
彼「…俺も」
隣を見上げたら、少し目を細めた彼の顔。
…続きは何なのよ。
どうしていつも、続きがないの?
私「俺も、何?」
彼「ん?」
私「なんではっきり言ってくれんの?ほんまは好きやないから…?」
泣きたくなんか無い。
唇を噛み締めた。
…………
概要
年齢:25歳
恋愛ステイタス:ラブラブ
おしごと:花嫁修行中?
ブログ開始:2015/2/14(144記事目・継続中)
高校卒業後短大に進学し、ガールズバーなど水商売にも少し就いた後、現在はWEBデザイナーとして働いているアユミさん。
幼い頃から両親は共働きで忙しくお祖母ちゃん子として育ち、親に甘えず強く生きようという心構えが自然にできていました。
ただそのせいか、それまで付き合った男性にはなかなか自分を素直に出せませんでした。
なんとなく相手の顔色を伺うみたいな付き合い方で、当然うまくいくはずもありません。
そしていつしか、最初から自分なんてあまり見せない方が、後々傷付く事もないだろうと思うようになりました。
ただその一方で、水商売の経験から、相手と気さくに会話して、さらっとした付き合いをするのは得意でした。
彼氏がいなくても、飲み友だちと楽しく騒いで遊んでいれば十分楽しいし。
亮輔さんは最初はそんな男友だちの一人でした。
クリスマスも年末年始もみんなと一緒に飲んで騒いでいました。
ただそんなことをしているうちに少しずつ二人だけで会うことも増えてきます。
そしてホワイトデーが過ぎて最初の週末に亮輔さんから急に連絡がありました。
「そっち行っていい?」
感想
ラブロマンス系。
ティーンズラブ系かアダルト不倫系が人気のGTのなかではどちらかというと少数派ですが、お年頃の女性の揺れるオンナゴコロを細やかに描きます。
本来リアルタイムブログだったのですが、トラブルで過去話から再スタートしています。