学校からの帰り道。
父が車で迎えに来た。
「お母さんが居なくなった」
そう、弟だけを連れて家を出ていった。
私はとうとう、置いていかれた。
この狂った父の元に。
夜中の3時
近所に住む人に
娘さんを寝かせてあげて!
と、言われた父。
私は近所の飲み屋に連れていかれ
酔った父に連れ回された。
怒鳴られたり、絡まれたり。
私は聞こえないふりをした。
早く、朝になってほしいと思っていた。
父に一緒に寝ようと言われた。
怖かった。
座卓の中に潜って寝たふりをした。
腕を引っ張られても
蹴られても
私は決して出なかった。
酒に酔ってた父はすぐに諦めて
イビキをかいて寝た。
私はうずくまり、息苦しいこの中で
死んでしまいたい。
と、ずっと思っていた。
このとき10才。
死ねば、明日からどうしよう。って悩まないで済む
学校にも行かなくていいし、父にも変なことされないし。
と、本気で死ぬことを考えていた。…………
概要
年齢:38歳
恋愛ステイタス:
おしごと:
ブログ開始:2015/9/4(240記事目・継続中)
ステータス:ブログランキング6位
地方の小さな田舎町に生まれた凛子さんは、子どもの頃はまるでお昼のTVドラマのように絵に描いたような悲惨な境遇で育ちました。
父親はろくに働きもせず毎日酒を飲んでは、酔っぱらって妻と子供に殴る蹴るの暴力。
おまけにまだ小学生の凛子さんの体をいやらしい目つきで触りまくります。
母親は夫のいいなりで、弟ばかり可愛がって娘の凛子さんは無視。
凛子さんが父親の暴力を止めるように泣いて訴えても、「あんたが悪い」で片づけられて逆に口答えするなとひっぱたかれる始末。
そして学校では、お約束のいじめ。
「ブス!ブス!」
「気持ち悪いから見んな!」
「ブスがうつるから近寄んな!」
心無い言葉が容赦なく浴びせかけられます。
学校の先生もいじめを見て見ぬふり。
さらには片思いの男の子からも「おまえからバイ菌うつされた!」と殴られるありさま…
もう、この世にわたしの居場所はない…
早くに死にたい…
凛子さんは小学生のころからすでにこの世に見切りをつけてしまっていました。
でも……
そこまで壮絶な環境にありながらも、
凛子さんを可愛がってくれた叔母や従姉のお姉さん、
数少ない友だち、
そしてそんな凛子さんを愛してくれた彼氏、
そんな人たちのおかげでなんとか生き続けることができたのでした…
感想
一言で言うと、ケータイ小説のヤンキーラブの世界に近い内容と雰囲気が描かれています。
ただ凡百の薄っぺらなケータイ小説に比べると、リアルの深みと凄味があります。
なので、その種のものが苦手な人には眉を顰めるような記述や内容もありますので、その点はご注意ください。
それにしても…
凛子さんのブログを読んで、諸悪の根源はダメオヤジのチン○にあるとつくづく思いました。
コイツさえなければ、これらの不幸はすべてなかったはず。
去勢という刑罰の復活を検討すべきではないかと改めて認識しました( ̄へ ̄井)
晴れても雨でも。。。~心も体も大人になっていく高校時代。恋愛と友達と上手くいかない。過去に性的虐待あり。(GIRL’S Talk Blog)