実家に行き、昔の日記、友達との交換ノートや授業中にやり取りした山盛りの手紙、昔の携帯7個と充電器を持ってきました。
さて…、古い携帯たちを充電しようか。その間に日記や手紙を読んでみる。
懐かしい…!
それらは、中学時代からのもの。わたしの歴史そのものだった。
充電された携帯のメールを見ていく。
懐かしさ、切なさ、幸福感、よく分からないけど涙が出てきた。
ちゃんと青春してたんだな…わたしも。
それなりに色んなことで悩んで、大人になった今なら笑って話せることも、当時は真剣で。
そんな青春の記録を、ここに残していきたいと思います。
温かく見守っていただけたら幸いです…。…………
概要
年齢:28歳
恋愛ステイタス:既婚
おしごと:
ブログ開始:2015/2/26(61記事目・継続中)
「ねぇねぇ美里、屋上行ってみない?」
「きゃーっ、いいね!大人の階段のーぼるー♪」
中学に入学してすぐ、ミサトさんと親友の千春さんは屋上へ繋がる階段を駆け昇りました。
あいにく扉には『立入禁止』の貼り紙。
「うーわ何これ!超ガッカリ!」千春さんがコンと軽く扉を蹴ります。
二人は少女漫画で見るような「屋上にいつもいる男の子と仲良くなり恋に落ちる」ストーリーを思い描いていました。
「やっぱりあんなの漫画の中だけだよねぇ」
そんな会話をしていたら、小さな話し声が聞こえてきました。
「先生かな?」
千春さんがコソッと耳打ちしてきます。すると、
「なんだよー!立入禁止じゃん」
千春と顔を見合わせながら思わず吹き出しそうになったとき、見つかってしまいました。
「え(笑)なにしてんのそんなトコで」
目が合ったのは、同じクラスのダイ君と純君。
二人ともミサトさんとは幼稚園からずっと一緒の幼なじみです。
異性ということもあって特別に仲良しだったわけではありませんが、母親どうしが仲が良かったのである程度は話をする友だちでした。
「なあ~んだ。先生かと思ったー!」
みんなで何やかんやと話していたら予鈴が鳴り、そそくさと教室へと帰りました。
こうしてあどけなさの残る中一のミサトさんのまだまっさらな青春の1ページが開かれたのでした。
感想
胸キュン。純愛系。
どこにでもいそうな普通の女の子の、でもそれだけ誰でも思い当たるところがありそうな、ノスタルジックでほのぼのした青春ラブストーリー。
でもそう言われてみればたしかにGTブログでも学校の屋上での出会い確率が高い!
屋上での出会い=胸キュンは昔からずっと変わらない公式なんでしょう♥