私を守ってくれたんやもん。
私も見守るよ…
ミミ
こっち向ける?
無理
キスするんやろ?
うん。
戸田さんの顔を見た。
戸田さん、と、唇が触れた…
ミミごめん
好きな気持ちとまらん。
うん。
私も好き…
まっててね。
何度も何度もキスをして、
私は胸に飛び込んだ…
付き合おう。
もっと、ミミに必要とされたい。
死んだらなんて、言われなくない。
わかってるよ。
死なないで。怪我しないで
ずっとそばにいて
ずっと、抱きしめてくれてた。
キスをしては抱きしられて、
の繰り返しだった。
ずっとずっと、
まってたのかもしれない。
こんな日を……………
概要
ネーム:ミミ
年齢:41歳
恋愛ステイタス:バツアリ
お仕事:お母さん
ブログ開始:2015/5/18(記事目・継続中)
ステータス:ブログランキング1位
ミミさんは高校生の娘が二人いるバツイチママ。
旦那さんとはDVで離婚。その後、趣味の野球観戦で出会った男性と意気投合し、三ヶ月後に子どもたちに会わせて子どもたちから交際のOKをもらい付き合い始めました。
ところが子どもがいるので平日は会えない、休日に会いましょうと伝えたのに、毎日会いたいとしつこく言われます。
あげくに会えないなら死にたいとまで言い出し、ミミさんは怖くなって別れを決意します。
ところが、それを機に彼はストーカーに変身。「家にまで押し掛けてやる!」と脅迫するメールや手紙を送り付け、ミミさんに執拗につきまとうようになります。
万が一高校生の娘に危害が及んだら大変。警察に駆け込んで事情を話したところ、警察の方から元彼にストーカー行為をやめるように警告してもらうことになりました。
あわせて自宅の警備もしてもらうことに。
担当してくれた警官の戸田さんは優しく親身になって相談に乗ってくれて、毎日朝昼晩と「大丈夫ですか?」と電話をくれ、夜は自宅を見回りに来てくれました。
戸田さんの献身的なガードのおかげでやがてストーカー行為は止まりました。
「ありがとうございます。もう大丈夫です。」
とミミさんが伝えると、
「いえいえ、心配なんで。じつはボクもバツイチなんですよ。子どももいて、ちょっとミミさん親子とダブっちゃって。」
その後も戸田さんはたびたびミミさんの家に立ち寄り、ついでに飼い犬を散歩に連れて行ってくれたりするようにもなりました。
ただそれからしばらくして戸田さんは別の案件で忙しくなり、ミミさんのところには現れなくなりました。
もう男はコリゴリと思っていたミミさんですが、ちょっと寂しくなってしまいます。
そんなある日、仲の良い従兄弟がじつは偶然にも戸田さんと同じ高校で、戸田さんはサッカー部のキャプテンで従兄弟は後輩にあたることが分かります。
ミミさんは、戸田さんと自分が不思議な運命の糸に強くつながれていることを意識し始めたのでした…
感想
大人のラブストリー刑事編。
構成や文体はまさしくケータイ小説風で、ここまで毎日平均50記事以上という怒涛のような連載で一挙にブログランキング1位にまで登りつめました。
超ハイスペースなこともありストーリーの中で何が起こっているのかよく分からないところもあるのですが、そんなことはおかまいなしに勢いで読者を巻き込んでいくスタイルといえましょう。
ちなみに二人が大人の関係になってからのエッチ描写も勢いで押しまくります♥